「無題」
健康は最高の利得であり
満足は最上の宝であり
信頼は最高の知己であり
ニルヴァーナ(涅槃)は最上の楽しみである
(法句経・二〇四)
暑い日が続きますが夏バテなどされていませんか?
ロッカーの整理をしていると古い寺報を目にし、読んでいると、
「感動した法話」という題で、
「楽音寺先住」の思いがつづられていた。
虫も魚も又、人間も更に山川草木、空気火など自然界に充ち満ちている、
全ての物や事象は、如来の顕現でないものはない。
表面に現われた現象は常に変化するが、その奥に変化しない働きがある。
この働きを「法(だるま)」と呼び、かつ「如来」と称する。
「如来」の光明である。
智慧や慈悲の及ばない世界はなく、世の道理や真理を示される説法も尽きることがない。
真の仏とは、限定された身体ではなく、
天地一杯宇宙に充満しておられる法の御体である。
宗教はどこ迄も体験の世界であり、
体験なくしては、宗教を語っても判断しても、すべては不正確であり、
自己の生命の生きる力となって働く血と肉となり難い。
真実を知る事は不可能であるといえる。と私も日々そう感じていた事が、
古くうもれた寺報紙の祖師の文からあらためてきづかされた気がしました。
日頃、ケイタイ、パソコンで答えだけ求めてしまい、そこに行きつく為の努力を
おこたり、苦労をさけていた気がする。
もっと、己に厳しく実践し、坐禅して行こうと思いました。
皆様も坐禅してみては。
風来坊三世
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