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夏炉冬扇抄

慈恵院の僧侶が、日々を綴ります
夏炉冬扇抄

甘茶

今年の春分の日は、3月20日になります。

この原稿を書いている時はまだ彼岸前です。

朝晩まだまだ寒い日が続いています。

さて、私はホームページのお知らせの記事も担当しています。

今回はたっぷりと良いこと書いたと自慢げであったのですが、

この夏炉冬扇抄の記事の担当であったことをすっかり忘れていました。

もし忘れてなければ、こちらにいくらか内容を配分して楽が出来たのにと

よこしまな考えを浮かべてしまいました。

それで何を書こうかなと思ったのですが、

降誕会(ごうたんえ、お釈迦様のご誕生をお祝いする法要、花まつりともいう)に関して、

ホームページの原稿には書かなかった少しくだけた話をしようかと思います。


降誕会(花まつりともいいます)の時にお釈迦様の像に甘茶を灌(そそ)ぎます。

これは、お釈迦様がご誕生されたときに龍が香りのよい雨を降らせてお祝いした

ことが由来になっています。

それで甘茶ですが、お施主さんにも配るんですね。

一時期はコロナの影響でやめにしていましたが、去年から再開しております。

駅弁のお茶の容器(今時の人は知らないかも)に入れてご自由にお持ちいただきます。

甘茶って名前なんだから当然甘いんでしょと知らない人は思われるでしょうが、

確かに甘くはあるんですが、なんというか不思議な甘さなんですね。

砂糖のようにベトベトはしておらず甘さがサッとなくなります。

ところがこの甘さ、他の食べ物を甘くするんです。

例えば酸っぱいグレープフルーツなんかも、

甘茶を飲んだ後すぐ食べるとすごく甘く感じます。

自分は控えめでありながら、他の持ち味を陰から引き立ててくれる。

人間であれば理想的な人物像ではないでしょうか。

…そんなことをふと思いました。記事を書きながら思いつきました。

以上です。

慈恵院僧侶 康成





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