令和6年 春彼岸法要のお知らせ

“暑さ寒さも彼岸まで“と言います。
この原稿を書いている頃はまだまだ寒いですが、季節は確実に移り変わっていることでしょう。
彼岸というのは“向こう側の岸”という意味ですが、仏教的には「大安心を得た境地」と例えられます。
どんなことが起こっても動じない心を養うためには、修行をしなければなりません。
そのために古人は、六波羅蜜(ろくはらみつ)という六つの行を設けて、それを修めることで大安心の境地に到ることができるよう工夫されました。
●布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧。
(ふせ、じかい、にんにく、しょうじん、せんじょう、ちえ)
六つの行についての説明は省きますが、どれも修めるとなると至難な行のうちですが、比較的わかりやすいのは“布施”でしょうか。
布施とは、“施し(ほどこし)をする”ということです。
もちろんお金や物品を施すのも布施になりますが、例えば悲しんでいる人がいたら一緒に寄り添ってなぐさめてあげたり、朝近所の人に出会ったら元気に“おはようございます”と挨拶をすることも立派な布施です。
要するに、修行と言っても自分の日常生活の中でできることがあるということです。
それを私たちは常に意識して実践していきたいものです。
さて、慈恵院の春彼岸法要については、以下の通りとなります。
<日時>
・府中本山3月20日(水、祝日) 10時(動物法要)、13時(動物法要、先祖水子法要)、15時(動物法要)
・足立別院3月17日(日) 10時、13時、15時(足立別院は動物法要のみ行います)
※今回より、15時の回も行います。
※10時の回は、毎年多くのお施主様の参加が見込まれます。可能でしたら、13時、15時の回にお越しください。
<場所>
府中本山:本堂
足立別院:3階読経所および1階読経所
※内容は変更する場合がございます。
予めご了承ください。

御本尊

本堂内
慈恵院
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